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PR下手が強みになる?山形らしい観光のかたちを語り合いました
2025/09/30

PR下手が強みになる?山形らしい観光のかたちを語り合いました

こんにちは!DMC天童温泉の青い人です!

2025年9月27日(土)、山形県生涯学習センターさん主催のおもしろ農学ということで、県内の農業を中心に様々な学びを得る全5回の講座の4回目で、講演をさせていただきました。


私からは、DMC天童温泉設立の経緯、天童温泉を起点に開催している山形ならではのツアーのお話しをさせていただきました。


今回声をかけてくださったのが我らがまるつね果樹園の結城こずえさんだったので、こずえさんと開催しているシャインマスカットのツアーやそのツアーが生まれるまでの背景なんかもお話ししました。

農業×観光のかたちですね。


そもそも地元山形の方々に向けてお話しする機会が少ないので、本当にありがたいです!

参加者も何歳になっても学びをやめない生き生きとした方々ばかりで、ほんと尊敬です涙

講演後には、ワークショップ形式で各グループで山形のいいところや資源、価値を洗い出してまとめていきながらどうやったらその魅力や価値が伝わるかを議論。

その中で、個人的にヒットだったのが「山形はPRしないところがいい」というものでした。

ちょっと前までなら……いや、たくさんの人に知ってもらってたくさんの人に来てもらう方がいいだろうと思ってました。

最近は、PR大事だけど誰に何を届けてどういう人に来てもらいたいかをちゃんと考えるべきなんじゃないかと思ってます。

と同時に、あまり派手に割引やあれやこれやとPRしすぎてこなかったから(自他ともに山形ってPR下手だよねって言われるほど)人が少ない穏やかに過ごせるゴールデンルートとは違った日本という立ち位置になってきてる。

最近TENDODAYSのツアーに参加された海外からのゲストも初めての日本旅行で初めて山形に来ましたという方がちらほらいます。

「おおー!ありがとう!!どうして??」って聞くと、「大都市は人が多すぎてやだ。自然がたくさんあって純粋な”日本”を楽しみたいから」って言われます。ほぼみんなこの回答だったな。

要は、人が少ないことが価値になってる。

最終的にはPRとか、山形の魅力を外に伝えて来てもらうという作業は必要。

だけど、派手なことをせずしっかりとニッチな層に魅力を刺し続けて、地方や地域に対してリスペクトある国内外の旅行者が訪れるような仕組みを作っていければと改めて思いました。

学んでいる人たちが集まるとこちらも新たな学びが深まってとてもいい会でした。


そして、なによりやっぱりこずえさんファミリーが作るぶどうたちは愛に溢れててめちゃくちゃおいしかったです!!