紅花で財をなした旧柏倉家をめぐる!
旧柏倉家は、周辺地域の中でも、最多量級の生産高を誇り豪農として栄え、「九左衛門」と名乗った地主の屋敷です。
この屋敷内をガイドとともにめぐり、どのようにしてここまで上り詰めたのか、紅花を生産して販売する仕組みや本家と分家との関係性などから「お金」と「地域コミュニティ」などについて学ぶことができるツアーです。
また、100%シルクのストールを紅花で実際に染める体験も行います。紅花染めを通して、紅花の生産・染色用加工システムの一部を体験していただきます。
九左衛門について
山形県の村山地方(内陸側)を代表する農家・地主で、同地方において最多量の紅花を生産していました。明治以降は個人で銀行経営も行い、地域の経済発展や社会貢献に尽力しました。
現在の主屋の前身となる建物は、天明3年(1783)に建てられ、明治31年(1898)に大改修を経て今に至ります。高度な意匠や建築技術、ふんだんに用いられた漆・金箔・銘木が、信仰心の高さを物語っています。
これらの価値が文化財として認められ、昭和55年に山形県指定有形文化財となり、令和元年には国指定重要文化財となりました。さらに、平成30年には日本遺産「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財の一つとして、平成31年には日本農業遺産「歴史と伝統がつなぐ山形の最上紅花〜日本で唯一、世界でも稀有な紅花生産・染色用加工システム〜」の認定団体・認定地域の一つにもなりました。
豪農屋敷から「お金」と「コミュニティ」を学ぶ!
地域資源の「紅花」を活用し、財をなしていった旧柏倉家。
当時「紅花」は、米の百倍・金の十倍の価値があると言われていました。紅花の花に含まれる色素は、99%が黄色で残り1%が赤。紅花の赤は、希少価値が高かったのです。
これらを生産、加工、販売しながら本家と分家という地域コミュニティの構築により「お金」を循環させることができました。
このような話を中心に、旧柏倉家や紅花から「お金」や「コミュニティ」について、日々の仕事や生活に活かすことができる考え方を一緒に学びます。
100%シルクのストールを紅花染め!
旧柏倉家の前にある紅花畑で栽培した「岡雨印®︎」紅花(および紅餅)を使用して、100%シルクのストールを染める紅花体験を行います。「岡雨印®︎」紅花は、江戸時代に柏倉家が生産していた紅花の銘柄(ブランド名)です。
体験は、旧柏倉家の本家から徒歩5分ほどのところにある分家「柏倉清右衛門家住宅」内にて行います。
左から
ストール(薄地)絹100% 160cm程度 ぼかし
ストール(薄地)絹100% 130cm程度 黄色
ストール(薄地)絹100% 160cm程度 ぼかし
ストール(薄地)絹100% 130cm程度 オレンジ
ストール(厚地)絹100% 160cm程度 ピンク
ストール(厚地)絹100% 160cm程度 黄色
ストール(薄地)絹100% 130cm程度 ピンク
今回は、ストール(薄地)の160cmと130cmの2種類の長さおよびピンク・黄色・オレンジ・ぼかしの4色からお選びいただきます!
INFOMATION
開催日程 | 第1,第3土曜日 |
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集合場所 | 旧柏倉家住宅正門前 〒990-0408 山形県東村山郡中山町大字岡8番地 |
集合時間 | 10:20 |
スケジュール | 10:20 旧柏倉家正門前 集合 10:30 旧柏倉家ガイドツアー 11:15 黒塀のまちなみを散策しながら移動 11:30 紅花染め体験 13:00 解散 |
所要時間 | 2時間30分 |
体験代金 | 【130cm】ストール薄地・絹100% 7,800円(税込) 【160cm】ストール薄地・絹100% 9,800円(税込) |
含まれているもの | 旧柏倉家入館料、紅花染め体験代、保険代 |
精算方法 | 予約時、事前クレジットカード決済 |
最大募集人数 | 10名 |
最少催行人員 | 2名 |
申込締切 | 2日前の18:00 |
企画主催 | 山形県知事登録旅行業第2-284号 株式会社DMC天童温泉 住所 山形県天童市鎌田本町2-5-43 電話 023-654-6699 |
協力・運営 | NPO法人 黒塀の里山保存会 |